マザーズコーチングとの出会いと、マザーズティーチャーとしての想い

マザーズコーチングスクール 青森 山下イクミ

こんにちは。

青森県(現在は東京小金井市)のマザーズコーチングスクール認定講師マザーズティーチャー、山下イクミと申します。

 

マザーズコーチングを受講すると、どんなふうに変わるの?

マザーズティーチャーの山下イクミってどんな人?

 

そんなふうに思っている方に、マザーズコーチングとの出会いから受講後の変化まで、私とマザーズコーチングについてお伝えしたいと思います。

 

この記事の内容

コーチングを学び始めたきっかけ

私がはじめて子どもに向けたコーチングに興味を持ったのは、娘が2歳のときでした。

 

当時は、息子が生まれたばかり。

朝晩関係なくやってくる授乳で睡眠不足、その中で、翌年に入園を控えた娘へのトイレトレーニング(これが、本当になかなか進まなくて)。

他にも、幼稚園に入るなら・・・と、手洗い・うがい・身支度・食事・歯磨きなどなど、ちゃんとできるようにしておかなければと、母親である私はとても焦りを感じていました。

 

今思えば当たり前なのですが、2月生まれの娘は、他の子と比べると、どうしてもできるようになるのが遅かったんです。

 

さらにこの頃、もともともっていた偏頭痛の発作も頻発。

1か月のうち2/3は頭痛を抱え、半分は寝込んでしまうくらいのひどい症状でした。

近くに親もいないため、急な発作の時は、子どもをみてもらう人もおらず。

気持ちに余裕も無くなり、イライラが募って、子どもに対する言葉や態度もきついものになっていきました。

 

「子どもが自分で考えて、行動していける人になってほしいな・・・」そう思っていたのに、正反対の命令口調の日々

「このままだと、子どもをつぶしてしまうかもしれない」そう思った時に頭にふっと思い浮かんだのがコーチングでした。

 

そして、子ども向けのコーチングを学べないものかと、インターネットで検索。

残念ながら、当時はまだ「マザーズコーチングスクール」はなく、他の子どもの指導者向けコーチング通信講座を受講することにしたのです。

 

指導者向けコーチング通信講座受講して

受講前に確認してはいましたが、受講を決めた指導者向けコーチング通信講座のテキストを開いてみると、内容は小学生以上の子どもに向けたものでした。

 

それでも、コーチングの基礎的なところは、小さい子どもにも応用できるんじゃないかな?と思って、時間を見つけてはテキストを進めていきました。

 

  • 子どもの言葉にまずは共感すること
  • 心に響く叱り方のステップ
  • 一緒に目標を立てて実行していくためのステップ

 

など、参考になることもありましたし、実際のやりとりを考えるワークもありました。

ただ・・・2歳の娘のことに置き換えようと思っても、なかなかこそまで落とし込むことができませんでした。

 

やっぱり、まだ早かったのかな?

もう少し大きくなったらできるかな?

 

そう思って、最後まで修了したものの、結局、資格試験までは受けずに、テキストも本棚の奥にしまいこまれてしまいました。

 

心を整えるために~時間の使い方を工夫~

コーチングの変わりに、それから始めたのは、感情で怒らないために心を整えることでした。

 

私が当時、イライラしてしまう一番の原因は、時間がないということでした。

自分がスケジュール通りに動けていないだけなのに、自分のことを棚に置いて「早くしなさい」「もう時間だよ」と言っていて。

しかも「今これやってるから」という正しい言いわけをして、子どもと向き合う時間も全然とれていなかったんです。

 

時間の使い方を上手にできたら、何かが変わるかもしれない・・・

 

そんなとき、たまたま本屋さんで見つけた『かぞくのじかん』という雑誌に「魔法の20分」というママの時間管理の方法が特集されていました。

藁にもすがる思いで、実際にその方法を試してみました。

そして、1か月くらい過ぎた頃から、だんだんと家事がうまくまわせるようになってきて、子どもと向き合える時間ができてきました。

 

その後、何度か『かぞくのじかん』を買って、特集されていることをやってみるうちに、だんだんと生活がいい方向に回ってきました。

 

読者の集まりである「青森友の会」というところにも顔を出すようになりました。

家事を効率的に(でも大切にしながら)まわしていく方法を教えてもらったり、いままで誰にも認められることのなかった専業主婦の仕事を認められたり。

私の心も少し安定してきて、家の中の雰囲気は少しずつよくなってきました。

 

心を整えるために~整理収納を工夫~

それでも、やっぱりイライラしてしまう・・・どうして?と思っていて気がついたのが、私は家が散らかっていると、それだけでイライラしてしまうということでした。

 

それまでは、「社宅だから(仮住まいだから)」という理由で、まったく愛着がありませんでした。

正直、いつ引っ越せるか?いつマイホームを買うか?だけを考えてきました。

でも、4~5年は住む予定のこの家。

 

こうやって毎日毎日、いつかのことだけを考えていていいの?

何年も不満を抱えたまま過ごすの?

子どもにとっては一番大切なこの時期、私も子どもも楽しく過ごせてる?

 

そんなことを考えているうちに、「どうせ4~5年住まなきゃいけないなら、居心地のいい家にしよう!」と思い立ち、整理収納について勉強しはじめました。

そしてその中で、またひとつ、あることに気が付いたのです。

 

整理収納を学ぶ中からも気づいたコーチングの大切さ

整理収納を学ぶ中からも気がついたこと。

それは「家族も心地よく暮らせる家にするためには、コーチング技術が必要かもしれない。私には、その力がまだついていない。」ということでした。

 

当時、よく参考にさせていただいていたのが、整理収納アドバイザーEmiさんの本。

Emiさんは、子どもとの生活の中での整理収納のことをとても上手になさっていて。

子どもと話し合って進めていくのが、本当に上手な人だな・・・と読むたびに思っていました。

 

でも、自分も同じようにやってみようとしても、どうしてもうまくいかない!

どこか押しつけになってしまうんです。

 

また、ちょうどその頃は、整理収納のプロを目指そうと考え始めていたころで。

 

私はお客様の気持ちをちゃんとくみとって、押しつけにならないような提案していくけるのかな?

お客様のお子様の気持ちも、ちゃんと考えながら、整理収納をしていくことができるのだろうか?

 

そんな疑問も浮かんできました。

「よし、もう一度コーチングを学びなおそう!」

そう決めた頃、マザーズコーチングスクールの存在を知ることになります。

 

マザーズコーチングとの出会い

とりあえず、以前通信講座で学んだ指導者向けコーチング講座を復習して、資格試験も受けよう。

でも、他にも子ども向けのコーチングってないのかな?そんな風に思っていたとき、Facebookを通じて、マザーズコーチングスクールと出会います。

 

そして、マザーズコーチングスクール公式ホームページを見ながら、

「やっぱり!コーチングは、小さな子どもにもできるんだ!」

「私がずっとやりたかったコーチング、やっと見つけた!」

そう思って、当時青森県で唯一のマザーズティーチャーだった斉藤彩さんに連絡をとり、受講することを決めました。

 

マザーズコーチング受講のようす

マザーズコーチングスクール 青森 山下イクミ

私は、1対1のプライベートレッスンで、マザーズコーチングスクールを受講しました(少人数のグループ受講も可能です)。

ベーシック講座、アドバンス講座、それぞれ約2時間の講座でした。

 

オリジナルテキストを使いながら、自分自身のことや、自分と子どもとの関わりを思い浮かべながら、テキストを書き込んでいき、受講が終わると世界でひとつの、自分だけのオリジナルテキストができあがります。

 

以前、コーチングの講座は受講したことがあるし、1日でベーシック講座・アドバンス講座の両方を受講して大丈夫かな?と軽い気持ちで受けたのですが・・・

 

テキストの内容は本当に深いもので想像を超えるものでした。

 

ベーシック・アドバンスそれぞれ2時間は、頭をフル回転させながら、自分の気持ちや心とじっくり向き合い、子どもとどう向き合っていきたいか、じっくり深く考えさせられる時間で。

 

単にコーチングについて座学で学ぶものではなく。

実際にどうしていきたいか、どうしていったらいいか、ヒントやコツを教えてもらいながら考えていく。自分自身の子育てをコーチングしていくという時間でした。

 

通信講座の指導者向けコーチング講座や教員免許の更新講習で、コーチングや子どもとの接し方を学んできたつもりでいました。

でも、マザーズコーチングで体感した、自分との向き合い方や、子どもとの向き合い方、考え方は、私自身も初めてのものでした。

 

母親ってなんだろう?

子育てってなんだろう?

どうしたら私は子育てを楽しめるんだろう?

どうしたら子どもは私との時間を楽しめるんだろう?

 

いままでは、自分自身についても、子育てについても、子どものことについても、表面的にしか考えてこれていなかったことに気が付いて。

だから子育てがこんなにも辛かったんだ!と気が付きました。

 

マザーズコーチング受講後の気づきと変化

マザーズコーチングを受講して、私が一番変わったことは「(自分の)母親の望む母親像から解放された」ということでした。

 

2人姉妹の長女の私にとって、母親の存在は思った以上に大きなものでした。大人になっても、特に子どもを産んでからは、大きく影響を受けていました。

 

子育てをしながら、何度も何度も母親(時には父親)の言葉が頭に響いてきて、理想の自分と現実の自分との間に大きな葛藤が生まれて、とても苦しく感じることがたびたびありました。

 

子どもが何かをしたとき、それが子どもの頃の自分が叱られたことと同じだと、文字の通り頭に血が上って、気持ちがコントロールできなくなってしまっていました。

手をあげそうになることもあったし、感情で怒ってしまうこともしばしば・・・

 

親は親、自分は自分、と言葉ではわかっているものの、無意識の中に存在する両親を抑えることができなくて。

子育ては、自分と向き合う(戦う)時間・試練の時間でした。布団の中で、涙もたくさん流しました。

 

それが、マザーズコーチングを受講して、すっと子どもの頃の記憶から解放されたんです。

母は母、私は私と、思えるようになりました。

いままでは頭でわかったつもりでのいた言葉の意味が、もしかして心の中ですっとできあがったのかもしれません。

 

子どもが何かをできない場面でも、「なんでできないの!(昔の私みたいに!)」ではなくて、「そっか、どうしたらできるようになるかな?」って考えられるようになって、気持ちの波も、以前よりも小さくなってきました。

 

いままでの感情的なイライラは、いかに母親の影響が大きかったのか。

そして同時に、私の言葉も、子どもたちにどれほど大きい影響を与えているのかということにも、気づかされました。

 

マザーズティーチャーとしての思い

マザーズティーチャーになっても、パーフェクトな子育てができているわけではありません。

時には悩み、時には感情的な言葉を言ってしまうこともあります・・・

 

でも

  • 「あ、今わたし、イライラしている」と自分の気持ちを、ちょっと冷静に感じ取ることができるようになったり。
  • イライラしている原因を、ちょっと冷静に考えられるようになったり。
  • イラっとした気持ちを反射的に子どもに返すのではなく、一瞬、自分の中で対話してから子どもに返せるようになってきたり。

自分の変化とともに、日々、子どもとの関係が良くなってきていることを感じています。

 

マザーズコーチングスクールでは、子育ての正解をお伝えするわけではありません。

 

無意識に発した言葉や態度が子どもに与えてしまうリスクを知るとともに

お母さん自身の気持ち・子どもの気持ちを大切にしながら

信頼関係を築いていくコミュニケーションのコツや

いつものイライラポイントをチャンスポイントに変える方法を一緒に考えていく。

 

それぞれのお母さんが、日々、自分自身や子どもとの関わりの中で、常に悩み、考え、でも楽しめるようになる!

それがマザーズコーチングスクールです。

 

 もっと子どもと向き合って関わっていきたい方

 お母さんも子どもも心が満たされる子育てを知りたい方

 子育て本には書いていない、自分にピッタリの子育てを知りたい方

 子どもの本来の能力を引き出せる子育てを知りたい方

 自分の時間を大切にしながら、質の高い子育てをしたい方

 
 
 
子育てについて、私たちと一緒に考え、悩み、楽しんでみませんか?

全国のマザーズティーチャー一同、お待ちしております。

実際の開講前に、子育てコミュニケーション講座や入門講座も開催しておりますので、気になる方はどうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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