my story

今はこうして、皆さんのお手伝いができるように・・・と言っていますが。

実は、子どもが生まれてからずーーーーーっと、暗い暗い「子育て」というトンネルの中をさまよっていました。

 

 

転勤族の夫をもち、結婚後、知人もいない、縁もゆかりもない土地での新生活スタート。子どもにも恵まれましたが、見知らぬ土地で、助けてもらえる家族も知人もいない中での子育て。

 

赤ちゃんは「よく眠るもの」と思っていたのに、娘は朝も夜も関係なく、とにかくよく泣く子で、布団に置けば、すぐに泣き出してしまう。

産後は極度の貧血で、はじめは歩くのもままならなかった状態。そのなかで、泣き続ける赤ちゃんを、立ってあやし続けるのは、想像以上に辛いものでした。

 

 

それでも、当時暮らしていた新潟県長岡市は、子育て支援環境がとてもよく、子育ての駅の保育士の先生や、地域の子育てサークルの仲間に助けられ、どうにかこうにか毎日を過ごしていました。

 

ただ、・・・子どもはとても大切な存在なのに、心から「かわいい」と思うことができなかったんです。

 

「寝顔は天使なのにね」という声を聞くこともありますが、わたしは寝顔でさえそういった気持ちがわき上がることがなく、「母親として失格なのではないか…」とずっと悩みながらの子育てでした。

 

「こうなって欲しい」

「そのために私にできることは?」

「母親だから、こうしてあげなくちゃ」

 

元教員ということもあり、子どもの成長や発達については、知識だけは多くあったし、子育てについての本を読むこともよくありました。母親になる前から、子どもについて考える機会も多かったので、自分の中で、たくさんの想いもありました。

 

でも、子育てがはじまると、それがすべて逆効果になっていきました。

 

「こうしなければならない」という思いと、「わかっていてもできない」現実との板挟み。

 

まじめな性格と長女気質も加わり、「みんな頑張っているんだから、わたしも頑張らなくちゃ」「わたしの努力不足かな?」「なんでできないんだろう・・・」自分で自分を責める日々となっていきました。

 

 

そして、息子が生まれました。

 

 

息子は娘と正反対でよく寝てくれるし、泣いて大人を呼ぶのではなく、笑顔でこちらに語りかけてくる子でした。「かわいい」とはじめて思え、少しほっとしたことを覚えています。

 

一方で、幼稚園入園の前年になっていた娘に対しては、期待や「幼稚園に入る前にできるようにしなくては」という親としての責任も感じ、さらにきつくあたってしまうようになっていました。

 

本当は、子どもと一緒に考えたり、思いを語り合ったりできるようになりたいのに。自信をもって、意見をまっすぐに言えるような子どもに育ってほしいのに。

 

 

実際には「ダメ!」「○○しなさい!」の連続。

 

 

私、何やってるんだろう・・・。

このままだと、娘を潰してしまうかも知れない・・・。

 

 

そう思い、子どもとの関わり、時間の使い方、暮らしについて、とにかくいっぱい足を運んで、勉強して、どうにかしたい!どうにかしなくちゃ!と試行錯誤の日々がはじまりました。

 

 

試行錯誤の中で、だんだんと、私が本当に求めているのは『子どもも私も自分らしく笑顔で過ごせる暮らし』だということが見えてきました。

 

 

そして、家が散らかっていると、それだけでイライラしていまい、子どもにも優しくできていない自分に気がつき。

 

まずは、私たちの生活の中にある「モノ」を通して、私たち家族の暮らしを見つめ直すことになることからはじめました。

 

モノを整理することで、心も整理されて、時間の余裕・心の余裕が生まれました。子どもと向き合う時間が持てるようになって、子どもたちの様子も、だんだんと変わってきました。

 

 

ただ、それでもモヤモヤが全部解決したわけではありませんでした。

 

 

子どもたちの様子を見守ろうと思っても、なぜかイライラしてしまう。穏やかに対応してみようと試みても、何度も続くとつい感情的になってしまう。

 

特に、自分自身が子どもの頃に親から叱られたことを、同じようにする子どもを見ると、文字通り頭に血が上る・・・。感情のコントロールだったり、冷静に自分を見るということができませんでした。

 

さらに、我慢を重ねてストレスもためやすい性格だったわたし。我慢して我慢して我慢した結果、最後にはドッカーン!と爆発してしまう・・・ということもしばしばありました。

 

 

そんな時に出会ったのが、「マザーズコーチングスクール」でした。

 

 

受講した瞬間に何か大きな衝撃が走ったわけではないのですが、じわりじわりと、自分に変化がでてきました。

 

あれ?前みたいに頭に血が上らなくなった・・・

あれ?子どもに言葉を返す前に、一瞬冷静になれている自分がいる。

あれ?もしかして私、お母さんがもっていた「お母さん像」に縛られていたのかも?

そっか、「私は私でいい」ってこういうことなんだ・・・

 

子どもに感情的に言葉を向けることが減り、自分で自分を責めたり、自分を被害者にするような考え方をすることがなくなっていきました。自然とイライラが減って、ずっと悩まされていた重い偏頭痛の発作までも減っていき、自分でも驚きました。

 

 

そして、「子どもって面白いかも」「子どもって楽しいかも」「うふふ、可愛いところ、あるじゃない」って、心の底から思えるようになったんです。

 

 

とはいえ、子育ては思いがけないできごとの連続です。

 

 

本当に毎日毎日、「うんんんんん・・・どうしよう・・・!?!?」と思うようなことだらけ(笑)。

 

 

でも、以前と違うのは、


「あれ?わたし、いつもと違うぞ?」と、冷静に自分を見て、イライラの原因が何か整理して、対応できるようになってきたこと。

 

「怒り」そうになったときも、瞬間的に感情的に言葉を返すのではなくて、一瞬自分の中で考えられる時間が生まれて、「叱る」に変えられるようになったこと。

 

子どもが悩んだりうまくいかないとき、わたしの意見を押し付けるのではなく、子どもの想いにじっくり耳を傾けながら、子ども自身が目指したい方向を一緒に考えられるようになったこと。

 

そして

 

「子育てって悩むこともあるけど、楽しいよね!」と心の底から言えるようになったこと。

 

 

あんなに悩んで、うまくいかなかった私でしたが、たった半年で、毎日がとても楽しくなっていきました。

 

だから、もしあなたが今、子育てに悩んだり迷っているとしたら・・・

 

一緒に考えて、一緒に歩んでいきたいと思うんです。きっと一人よりも、誰かと一緒に話し、気持ちを共有することで、今よりもっと心も軽く、子育てを楽しむことができるようになると思うんです。

 

子育てという時間を、ともを悩み、楽しんでいきませんか?

 

あなたとお会いできる日を、わたしも楽しみにしております。