人生の転機に支えてくれたもの ~漢字1文字で表す「今年のテーマ」~

新年が明けて、皆さんのブログやFacebookで「今年のテーマを漢字1文字で表すと」という投稿でたくさん拝見しながら、2019年への思いを新たにしています。

 

私も2年前から、年始に「今年のテーマ」を漢字1文字で表しているのですが。

 

実は「今年のテーマ」を決めるようになってからの2年間は、私の人生の転機の時期でもあり。

 

「今年のテーマ」の漢字は、その1年への抱負でもあり、日々、自分自身にいろいろな問いをしてくれる、1年間のパートナーでもありました。

 

そんな、私を支えてくれてくれてきた「今年のテーマ」のこと。今日は綴っています。

 

この記事の内容

「今年のテーマ」を漢字で表しはじめたきっかけ

こんにちは。転勤族子育てママ専門ライフキャリアコーチの山下イクミです。

 

私が「今年のテーマ」を漢字1文字で表すようになったのは、今から2年前の2017年。

 

当時、私はひとつの人生の岐路にいました・・・

 

転勤族の夫と結婚して、見知らぬ土地を転々とする生活。でも、いつか、また、教員として働きたいと思い、ずっと県の教育委員会に非常勤教員として登録をしていました。

 

でも、青森に来てから一度だけ声がかかった学校は、山を超えて2時間くらいかかる地域。子供を預けた場合、お給料よりも保育園に預ける保育料の方が高くなってしまうということも重なり、悩んだ末に断念。その後、ずっと声がかからなくなっていました・・・

 

1年がたち

 

2年がたち

 

気がついたら、教職から離れて5年以上がたっていました。

 

以前、一緒に働いていた同じ非常勤教員だった先輩の先生から言われた「復帰するなら、子供が小学生にあがるまでに」「それ以上になると、年齢的にも採用されなくなってくる」というラインが目の前に見えてきていました。

 

東京と違い、地方は学校の数も少なく、家庭科教員の求人はあってないようなもの。

 

このまま待っていても、もしかして声はかからないかもしれない。

 

そろそろ、違う道も、本気で考えはじめなければいけないかも・・・

 

その中で知ったのが、この「今年のテーマを漢字1文字で」でした。

 

自分のこれからの人生。この1年の過ごし方が、その後の生き方に大きく影響するかもしれない・・・

 

この1年を、私はどのように過ごしたいのか。道しるべのひとつとして、「漢字1文字」を考えるようになりました。

 

向かう先が見えなかった2017年のテーマ「地」

ずっと描いてきたものを諦めないといけないかもしれない。でも、何に向かえばいいのか、まだ見えてこない・・・

 

そのような状況だった2017年。でも、その中でも私の心を支えていたものがありました。

 

それは、多くの先輩が進んできた道。男性社会の中で、女性の総合職として道を切り開いていく立場にあった先輩方、子育て中、思うように仕事をすることができなかった先輩方が、皆さん口をそろえて言っていた言葉。

 

「目の前にあること、与えられたことに(やりたい、やりたくない、ではなく)真摯に取り組む」

「子育て中は全力疾走でなくてもいいから、細く長くとにかく続けなさい」

 

私も、もしかしたら、いま目の前にあること、与えられていることに、ひとつひとつしっかり取り組んでいくことが、何かに繋がっていくのかもしれない。

 

今までは、「やりたい!」「これだ!」って思うと、気持ちがぶわぁーーーーっと膨らみあがって、突っ走って、壁にぶつかって、粉々・・・ということを繰り返してきたけれど。

 

いま、こうして家族も子供もいる中で、独身の時みたいに、イノシシのように突っ走ってぶつかって粉々というわけにはいかない。

 

地に足をつけて、目の前にあることをひとつひとつ大事にしながら、前に進もう。きっとそれが未来に繋がってくる。

 

そう思い、「地」をテーマに選びました。

 

ちょっと気を緩めると、周りを見ずに突っ走ってしまいそうになる自分が見えてくる。

 

でも、そんなときも、テーマを思い出して「突っ走ると、どうなったんだっけ?」「先輩たち、なんて言ってたっけ?」「あなた一人じゃないんだよ」「一歩ずつ、一歩ずつ」「大丈夫」って、繰り返していました。

 

ただそれだけ。ただそれだけ、だったんだけれど。

 

その年は、たくさんの出会いに恵まれて、結果として、今こうして仕事をすることに繋がる一歩になっていきました。

 

笑顔を取りもどしたかった2018年のテーマ「笑」

翌年2018年のテーマは、うってかわって「笑」。

 

文字にすると笑っちゃいますが、実は理由は少し悲しい側面があって。。。

 

 

 

ちょうど前の年の秋に、マザーズコーチングスクールを受講したのですが。それから自分自身に気がついたことがあったんです。

 

鏡の中のわたしは、笑う表情はつくることはできるんだけど、「つくる」になっている。ほっぺたの筋肉が、動いてくれない。動かしも、なんだかぎこちない。

 

自然に笑うことが、できなくなっていたんです。

 

今まで私は、子供の前で、どんな表情をしてきたんだろう・・・昔はあんなに、笑っていて。笑顔は自分の得意技だったのに。

 

もっと、自然に笑えるようになりたい。笑顔がトレードマークの女性になりたい。

 

そんな気持ちで、「笑」をテーマに決めました。

 

でもね、この年。はじめは「笑」をテーマに過ごしていたものの・・・

 

年末にはそんなこと、すっかり忘れていて。

 

後半はずっと「地」がテーマだと思い込んで過ごしてたんですよね。笑

 

 

こんな時、人によっては「テーマを考えても、人は忘れてしまう」と、ちょっと良くないことのように捉えるかもしれないんですが。

 

私にとっては、この年は「地」をテーマだと思ってきたからこそ、前に進み続けられたと感じていて。

 

その結果、意識しなくても、自然と「笑」を増やしていくことができた1年になったように思います。

 

大切なのは、テーマをずっと意識し続けられたか?達成できたか?だけではなくて。

 

なぜ、そのテーマにしたのか?

 

1年経って、そのテーマを見直したときに、自分がどう感じるか?

 

なのかな、なんて思います。

 

まとめ

2年前からはじめた、漢字1文字で表す「今年のテーマ」。

 

2017年の「地」も、2018年の「笑」も、その時の私をとても反映した漢字で、それを見るだけでも、いろいろな感情を思い出しますし。

 

この2年、この漢字に支えられて、いまの私がいるように感じています。

 

これからも、きっと、「今年のテーマ」が「今年の自分」を支えてくれて、自分の物語の1ページになっていくんじゃないかなと感じています。

 

さて、それでは2019年のテーマはというと・・・それは、明日の記事で♪

 

TCS認定コーチ 山下イクミ

 

 

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