2019年12月20日
山下イクミ Facebookより
先日、10年ぶりに
母校に足を運んできました。
東京を離れるまでは
「面倒くさそう」と思っていた
歴代の先輩方が集まる同窓会。
それが変わったのは
誰も知り合いがいない土地での
苦しい子育ての時期があったからこそ
のように思います。
転勤族妻、専業主婦、ワンオペ育児、
「転勤族だからできない」
「子育て中だから我慢しなきゃ」
「社会で活躍している同級生が羨ましい、私はもう戻れないのかな…」
「私は何のために今まで頑張ってきたんだろう」
不安と諦めと
でもどこかで諦めたくない気持ちとの葛藤。
そこに少しずつ光を見せてくれたのが
先輩たちからの言葉や姿でした。
生まれ育った場所から
遠く離れた場所だったからこそ
「同じ高校、大学の出身の方が近くにいる!」
ことが本当に嬉しくて。
ただ、ただ、お会いしたい
その想いで足を運んだ
青森や仙台で開催されていた同窓会。
そこには
同じように旦那さんの転勤で全国をまわり
一旦仕事を続けることを諦めたものの
さまざまなご縁が繋がって
旦那様が定年した今も
ご自身は現役で働いていらっしゃる先輩
今ならハラスメントといわれるような
言葉を受けながらも
結婚も出産も経ながら
したたかにしなやかに
ご自身のキャリアを積み重ねてきている先輩
家族のさまざまな変化の中でも
しっかりと周りの方との信頼を築きながら
形を変えながらも
しっかり自分の人生を歩み続けてきた姿が
ありました。
そんなお話を聞きながら
少しずつ私も、長い目で自分の生き方を
考えることができるようになって
「今、目の前にあることを
ひとつひとつ大切に生きていけば
きっと未来につながる、大丈夫」
そんなふうに思えるようになっていきました。
先日の同窓会でも
自己紹介の時間には
それぞれの先輩方の生きざまを
たくさん感じさせていただき。
進み方はひとつではない
「今」がすべてではない、
前を向いて歩みたい気持ちを持っていれば
温かく手を差し伸べてくれる方々が
ここにはいるんだと。
ここまで歩んできた自分の道は
きっと間違いではないと
ふんわりと認めていただいた気がしました。
今まで気がつかなかったけど
同窓生って
単なる同じ学校を出たという仲間ではなく
同じ想いを抱き、共に歩み続ける
そしてその想いのバトンを繋いでいく
協力し合っていく
そんなコミュニティなのかもしれないな。
帰りは
これまた10年ぶりに再会した
同級生と話しながら帰ったんだけど。
久しぶりに教育について
真剣に語り合って。
穏やかに温かく、勇気とやりたい気持ちが
広がっていきました。
本当に不思議なもので。
いつも同窓会の後は
私も頑張ろう!っていう気持ちになるんだけど
それは、奮い立たされるという感覚でも
メラメラ・ギラギラという強い感覚でもなく
柔らかく温かい炎なんですよね。
でも、だからこそ長く
頑張り続けられる気がしていて。
この空間が大好きだったります。
P.S.
↓写真↓は学生時代〜新社会人時代に
足しげく通った大学近くのカフェ。
大好きなオーナー様ご夫妻も
あの頃のかわらない優しい穏やかな雰囲気で
またお会いできたのが嬉しかったぁ♡
2019年12月20日 山下イクミ Facebookより