「転勤族の妻だから働けない」という思い込んでいた私。
それが、ある2つの言葉との出会いによって、
今は焦らずに、今できることを、とにかくしっかり頑張っていこう!それが未来の自分につながるはず!
と長い目で働くことに対して考えられるようになり、一歩を踏み出せた前回。
でも、まだまだこの頃は「どこかへ勤める」というスタイルの仕事をしていくつもりでした。
それが、まさにこの1年!まるでパズルがはまっていくように、さまざまな出会いに恵まれ、あきらめかけていた夢をもう一度かなえる勇気をもらい、資格を取り、フリーランスとしてスタートすることになりました。
今日はこの1年の、さまざまな出会いと、私の変化についてつづらせていただきます。
この記事の内容
本当にやりたいことをあきらめかけた時期
幸いにも、近くに両親がいない転勤族妻の私でも働きやすい仕事を始めたものの、心の中にはいつも「本当にやりたい仕事」の存在がありました。
それが、教員としての仕事です。
勉強は、学校だけでやるものではなくて、私たちの生活にすべてつながっているんだよ。
学ぶって楽しい!考えるって楽しい!って気づいてほしいな。
違う意見と意見が出会うことで、化学反応が起きる面白さに気づいてほしいな。
そして、未来を考えるって楽しいって思えるようになってほしいな。
その思いは、ずっと私の心の中にあり続けていました。
「たとえ転勤族の人と結婚しても、教員免許は全国で使えるから、ずっと働き続けられる」そう思ってとった教員免許でしたが、現実はそう簡単にはいきませんでした。
青森県に引っ越してすぐに臨時教員への登録をしたものの、都市圏とは違い、地方はそもそも学校数が少なく、非常勤で家庭科教員を採用したい学校は、ほとんどありませんでした。
もしあっても通勤距離が遠く、お給料よりもずっと高い保育料を払わなければ仕事ができない状況でした。
そうこうするうちに、いつの間にか教育現場から離れて5年。
「子どもが小学生入学年齢までには現場に戻らないと、戻るのは難しくなってくるよ」と、以前勤めていた学校の先生からも聞いていたこともあり、
そろそろ、別の道も考えていかないといけないかもしれない・・・
そう考えるようになりました。
学研や公文の先生になるための説明会に足を運んだり。
そういえば、スターバックスでも一度働きたいと思っていたっけ・・・と思い出して調べてみたり。
今思えば、フラフラと行き場が定まらない状態で、もやもやと悩んでいたように思います。
やっぱり転勤先では難しいのかな、という気持ちにもなることもありました。
転勤族でもあきらめなくていい!転勤族妻の大先輩との出会い
そのような中、昨年春、出身高校の東北支部・出身大学の青森支部があることを知り、足を運びました。
遠く離れている土地と思っていたけれど、こんなにもたくさんの先輩方が、東北で、青森で、活躍しているということに、大きな衝撃を受けました。
そして、そこで転勤族妻として長い時間過ごしてきた大先輩と出会います。
わたしの夫も、転勤族だったのよ。数年単位で転勤があってね。わたしは高校で教員をしていて、はじめは県内転勤だったから、仕事も続けていたのだけど・・・。3人目が生まれて、県外への転勤もあったりして、10年ほど勤めた後、やめてしまったの。
でもね。その後、青森に戻ってきたときに、新卒の時に勤めていた学校の先生から『学校に戻らないか』と声をかけてもらってね。また何年か教えることになったのよ。
夫が退職した後に青森に戻ってきたときも、今度は専門学校で教えないかって言われてね。もう年だし、とも思ったのだけれど、せっかくだから引き受けることになって。今年はもう私も定年の年だしやめようかとも思ったんだけど、校長先生にぜひ続けてほしいと言われてね。今年も授業をもつことになったのよ。
さらっと、でも優しく、いままでのことをお話ししてくださる先輩。
ひとつひとつのご縁を大切にしているようすや、人柄のよさを感じたとともに、
転勤族だからってあきらめなくていいんだ!
と大きな勇気をいただきました。
転勤族でも、あきらめなくていい。
先輩たちのように、わたしも胸を張って、同窓生ですと言えるような、仕事をしていきたい!と
もういちど「今やれることを頑張ろう」という気持ちになりました。
フリーランスという働き方との出会い
そしてこのような中「イライラを減らして、子どもと笑顔で暮したい」という気持ちで整理収納アドバイザー2級認定講座を受講。
1級を取得すると、プロとして仕事をすることができることを知ります。
ただ、この時点では、フリーランスとして自分が働くということは全く想像できず、「自分と家族のために1級を取ろう」としか考えていませんでした。
でもとある友人との関わりとの中で、その考えが変わり始めます。
家族を変える整理収納の魅力を体感
たまたま友人宅にお邪魔したときのこと。
整理収納アドバイザー2級認定講座を受講したことを話すと、「うちも困ってるの!」と相談を受けました。
そのときは、ちょっと整理収納のコツを伝えただけだったのですが・・・
その後、友人から何度も送られてくる、ビフォーアフターの写真とメッセージ
「子どもが変わった!」
「家族が変わった!」
「義理のお母さんに褒められた!」
家族が変わっていくようすを本当に嬉しそうに報告してくれるんです。
このような友人のようすに、「こんなに喜ばれるなんて!」「整理収納でこんなに喜んでもらえるなら、プロを目指してもいいかもしれない」とだんだんと気持ちが変化していきました。
フリーランスというハードルを小さくしてくれた恩師
そして、なんと冬に青森で整理収納アドバイザー1級予備講座が開催されることが決定!
すぐさま整理収納アドバイザー2級認定講座の恩師である柳瀬わかなさんに、1級を目指したいことをお話ししました。
すると、ご自身が県外へのお引越しを控えているにもかかわらず、県内で活躍されている整理収納アドバイザーの先輩とお会いする機会を設けてくださったり。
整理収納アドバイザーとして仕事をしていくうえで役立つセミナーや人を紹介してくださったり。
ご自身の整理収納セミナーに誘ってくださったりしました。
それまでは、フリーランス(個人事業主)なんて考えられなかった世界でしたが、このような出会いの中で、だんだんと身近な働き方に変わっていきました。
個人事業主(フリーランス)は孤独にひとりで仕事をするもの、という思い込みがありましたが、
青森では整理収納アドバイザーの方たちが、チーム青森としてタッグを組んで仕事をしている。
ブログやビジネスの仕方など、お互いにサポートしあえる環境がある。
それを知っていく中で、個人事業主(フリーランス)で働くことへの不安もだんだんと小さくなっていき、プロとして整理収納アドバイザーとして仕事をする!という決心がついていきました。
あきらめかけていた夢との再会
そして秋、整理収納アドバイザーとして活動していくために必要ということで始めたFacebookで、マザーズコーチングスクールの存在を知ります。
家族(特に子供)の整理収納を進めていく上で、親子のコミュニケーションは不可欠。
でもまだそれが上手ではなく、自分のためにも、今後クライアントになるだろう方のためにも、受講をしよう!と決めたのですが、実際に受講すると、それ以上のいろいろな思いがあふれてきました。
日本の子どもの自己肯定感の低さ、悶々とした思い
マザーズコーチング受講のちょうど1年前、私は教員免許の更新講習を受講していました。
日本の子供の自己肯定感が低いことは以前から耳にしていましたが、それにしても、なぜこんなに低いのか。
そして、いじめの問題も、不登校の問題も、ネット依存の問題も、学力の問題まで、すべて自己肯定感に関係しているという事実。
この事実を講習の中で何度も突き付けられ、自分がいままで理想としていた教育が、ただの理想論に見えてきました。
私が思っていた教育は、自己肯定感があるからこそできるもので、いまの日本のままでは、そのような教育は難しい。
できたとしても、環境に恵まれて自己肯定感が高く育った子供たちにしかできず、結局格差を生むことになってしまうかもしれない。
じゃあ、どうしたらいい?
家庭の問題?
学校として何ができるの?
いち教員として何ができるの?
考えれば考えるほど、悶々とした気持ちになりました。
そして、無事講習は受講し終えたものの、この問いはずっと私の心の中で、悶々とし続けていました。
教員以外の立場から教育に携われるコーチという道
マザーズコーチングを受講しながら、このことをマザーズティーチャーである斉藤彩ティーチャーに話をしました。
私の理想の教育、悶々とした気持ち、それを解決できずに悶々とした気持ちで1年間過ごしてきたこと・・・
すると、斉藤ティーチャーが
●マザーズティーチャーの仕事は、子供の自己肯定感を高めることにつながること
●トラストコーチングスクール認定コーチという資格もあり、現在そのメンバーで有志を募り、学生向けキャリアコーチングプロジェクト(仮)や、いじめ撲滅プロジェクト(仮)も動きだしていること
を教えてくれたのです。
これこそ、私のやりたかったことだ!
目の前が急に開けたような瞬間でした。
教員という立場からだと難しい問題だからこそ、こういった別の方向からなら、アプローチできるかもしれない。
そして、私のように転勤がある立場でも、ずっと続けていける、携わっていける仕事!
迷うことなく、トラストコーチングスクールとWEB講座のラストスクールも受講し、マザーズティーチャーとトラストコーチングスクール(TCS)認定コーチを目指すことにしました。
この時点で、もうフリーランス(個人事業主)として働くことに対しては、なんの迷いもなく、ただただ夢に向かって、突き進むだけとなっていました。
まとめ
学校現場で再び働きたいと思っていた私ですが、地方ではなかなかそのような機会には恵まれませんでした。
一時はあきらめかけましたが、
●フリーランスという働き方との出会い
●フリーランスという仕事のハードルを小さくしてくれた恩師
●マザーズコーチングとトラストコーチングとの出会い
により、フリーランス(個人事業主)として、教育にかかわる仕事をしていく決意をしました。
次回記事では、資格取得の中で気づいた家族への感謝と、今後への思いをつづります。(準備中)