「何を言うか」の前に大切なこと~子どもの優しさを育む会話のために

昨日の日経新聞夕刊に

「子のやさしさ 学力や将来の社会的成功のベースに」

「他者を思いやる『寛容性』は9歳頃に身につく」

という記事がありました。

日経新聞 2023124日夕刊)

 

『寛容性』とは

目の前の事実の裏側にある

相手の気持ちや背景を想像する力のこと。

 

私たちマザーズコーチングスクールでも

大切にしていることで

 

学力や将来の社会的な成功にも

結びついていく力だと言われています。

 

この記事の内容

自然と考えさせる声がけの難しさ

 

さて、そんな『寛容性』を

育んでいくための方法として

 

この記事には

・本人に考えさせる声がけをすること

・気持ちに言葉を与えること

ということが紹介されていました。

(有料の記事なので、詳しく知りたい方はこちらから)

 

ちょっとしたワークものっていて

子どもと一緒になるほど〜と

いろいろと思いを巡らさせていただきました。

 

ただ一方で

ふと、小さなモヤモヤも思い出しました。

 

というのも

 

以前の私だったら

「取り入れてみよう!」とトライするものの

「うまくいかない」と悩んでしまうかも?

と思い出したから。

 

 

というのも

私たち世代の多数はコミュニケーションを

学校で学んできていないので

 

身近な人たちから

コミュニケーションのあり方を

見ながら学んできてることが多いんですね。

 

だから

質のいいコミュニケーションに触れる機会があれば

それをモデルにできるのだけれど

 

そうでないと

なかなか自分と子どもの関係へ

アレンジするのが難しい。

 

 

まさに私はそれで。

 

 

娘が幼児の頃は

本当に頭を悩ませていました。

 

娘と私がはじめてゆっくり話せた日

 

当時、娘は

引っ越したばかりで

新しい幼稚園になかなか馴染めず

 

毎日、登園前も帰ってからも

泣きわめいて手がつけられないことが

多くありました。

 

 

本当はゆっくりと話をして

一緒に考えられたらいいのに

と思っていたのですが

 

泣きわめいて暴れて

そもそも

話せる状態じゃありませんでした。

 

 

そんなある日

マザーズコーチングを受講する機会があり

 

いつものように泣きわめく娘を前に

ふと、講座で学んだ内容を思い出し、、、

 

テキストに出てきた

あることをしてみたら

すぅーっと娘の苛立ちがひいていったんです。

 

 

静かにひくっ、ひくっとしながら

抱っこした腕の中でぎゅうっとしてくれて。

ゆっくりと話し始めてくれた。

 

まさか、こんなに落ち着くなんて思わなくて

初めてのことに

嬉しかったとともに、驚きと戸惑いさえ覚えました。

 

「何を言うか」のよりも大切なこと

 

その時に感じたのが

あ、私は「何を言うか」を

一生懸命考えてきたけれど

 

子どもが話したいと思える

子どもが安心して話せる

「私とあなた」の状態になれているかどうか

 

それが本当は大切だったんだな

いうこと。

 

 

そして

今までは

 

そのために

自分が何ををしたらいいのか

具体的に何ができるのか、がわからなくて

 

たがら

 

なかなか

安心して話せる状態になれなかったんだなぁ、

と気づかされました。

 

 

例えば同じ

「お友達はどんな気持ちだったんだろう?」

という言葉も

 

言い方

伝え方

そこまでの会話ややりとり

次のひとことで

 

子どもが受け取るものが

180度変わることもある。

 

 

それがコミュニケーションの

面白いところでもあるのだけど。

 

 

伝わったことが

伝えたこと

 

だからこそ

コミュニケーションを学びって

大切なんだな

 

体中で実感したのが

まさにこの瞬間でした。

 

 

「子どもたちの思いやりが育まれる会話」

「寛容性が育まれる関わり」って

具体的にどうしたらいいのかな?

 

やってみたけどうまくいかなくて

 

もしそんなふうに思ったら

一緒に考えられたら嬉しいな、

なんて思います。

* * *

 

教員として、いち母親として

大切に学んできたコーチングの講座

お届けしております

\ 詳細はこちらから /

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です